季節の変わり目など変化が苦手な方へ

東京都練馬区の精神科心療内科に特化した
訪問看護ステーションいずみケア東京の看護スタッフKです

昨日は開設したばかりでメンタルヘルスに役立つ記事が載せられませんでした
反省です

今月に入って急に雨が続いて
気温もぐっと下がりましたね

自分は温暖な浜松から上京して１０年なのですが
どうしてもこの早い季節の移ろいにいまだなじめません。。。

学生さんは新学期も始まり
環境的な変化も重なってWパンチなのではないでしょうか

人は些細な変化も無意識にストレスに感じています

脳の生理作用部門が変化に適応しようと一生懸命働きます

そんな時に無理に頑張りすぎると
脳が対応しきれなくなり
脳が誤作動を始めます

いわゆる自律神経失調症（＝ホルモンバランスの乱れ）です。

自律神経失調症はオーケストラで例えられます

脳が指揮者
体の各部門はそれぞれの楽器を操る奏者

いくら楽器が優れた楽器でも
いくら優れた奏者としても

指揮者がめちゃくちゃに指揮棒を振れば
奏者はそのまま指揮されたとおりに音を奏でるでしょう

不協和音状態です

自律神経失調症は
いくら検査しても
血液やレントゲンやCTやMRで調べても
明らかな異常の結果は出てきません

不協和音を生じているオーケストラの楽器を
いくら調べても異常がないことと同じこと。

指揮者である脳はホルモンを使って体に指令をだします
そして体はホルモンを受け取ると
体もまたホルモンで反応をするのですが
脳から出るホルモンがめちゃくちゃだったら
体もめちゃくちゃなホルモンを出し始めるんです。

だから脳がダメージを受けることは極力避けなくちゃいけないんです

もちろんダメージって物理的なことだけではなく。。。

寂しい孤独感や怒り憤慨イライラ焦燥感を感じることなども
１回１回は小さくても積もっていくと
立派な精神的なダメージになります。

だから急な変化を体験したり
季節の変わり目は無理しちゃダメなんですよ

（ちなみに昔の人はそれを暦では土用といって教えてくれていました）

ということで
タイトルの答えは・・・・・
訪問のたびに毎回利用者様に声掛けする言葉ですが・・・

無理しないでくださいね

ってことです。
無理しちゃダメな理由が少しでも理解していただけたら幸いです

自愛忘れなく過ごしてまいりましょう

次回はホルモンと感情についてお話ししたいと思います